初心者のためのFX取引初歩の1

FX取引を始めたい、あるいは始めたばかりの初心者向けの
記事をこれから何本か書きます。
失敗したり、途中で止めてしまうケースが多いFX取引ですが、
観点を少し変えた話をしていく予定です。
まず、心構えとFXトレーダー必須品メタトレーダー4についてから。
初級者レベルに留まらず、中上級へ通じる道しるべになればと願ってます。

はじめに

昨今、FX取引の商材は色々出ています。
高いものから安いものまで色々です。
でも、それらは制度・仕組みの説明に終始していたり、
一部成功者の高等技術の紹介であったりで、
初心者には垣根が高すぎます。

FXで失敗者が多いのはそのあたりに原因があるのでは?
つまりトレードの高等技術なんか見せられても、
すぐ真似できる初心者なんてゼロです。結局は失敗するのです。

相場の世界では、初心者も初級者、中上級者もごちゃ混ぜです。
これは初心者にとっては不利なことなのです。
場面によっては中上級者が初心者を食い物にするということもあります。

初心者は上達のために何をすべきかにもっと焦点を当てるべきです。
この記事ではこれまでの知識ノウハウを組み換え直していきます。
そうすればより多くの初心者を中級、上級へと導けるはずです。

FX取引未経験初心者がまず念頭に入れること

FXは相場商品です。買い手と売り手が通貨ペア
(例えばドルと円のペアであるドル円)を売買し、
その値段が時々刻々と変動する市場取引です。
そして相場に使われる道具の1番目で最重要なのはチャートです。

ローソク足例
チャートは色々種類がありますが、ローソク足チャートがよく使われます。
ローソク足は、例えば1日の値段の動きの内、
始値、高値、安値そして終値の4本値を図にして描いたものです。
それを時間の経過とともに描くと左図のようになります。これをチャートと言います。

時間足チャート
5分足チャート
また、同じドル円でも、基準となる時間軸を変えるとそれぞれ違ったチャートです。
上図は左から、日足、1時間足そして5分足のチャートとなります。
つまり、1日の4本値とか、1時間の4本値とか変えられるのです。
他にも、月足、週足、4時間足、30分足等々あります。

チャートは初心者も中上級者も皆使いますが、
その使いこなし方(見方)は違います。
つまり、チャートの見方にはレベルがあるのです。
初心者はまずシンプルなチャートに慣れましょう。

参考までに、シンプルなチャートを使っても儲けられます。
隣のお金持ちというアメリカの本に、
株式相場で大儲けしたダンサーの話があります。
この人、夜遅く帰って来て、監視している銘柄について自分で作ったチャートに
昨日の値段から今日の値段に一本線を引くそうです。(ラインチャートです)
難しいチャート分析とかファンダメンタル分析などしなくとも、
ラインチャートで十分に儲けられたという話ですが案外真実です。

慣れてくると、インジケータ(移動平均線など)を使って、
売買判断をするようになってきます。多く使いすぎると、
判断に迷ったりして、逆効果になることも多々あります。
間違ったインジケータに騙され続けるのは本末転倒です。
まず、シンプルなチャートに慣れて基礎を作るのが大事ということです。

また、昨今の教材では、5分足でトレードしても、
時間足や日足などで方向性を判断せよというのが多いですから、
将来そうした方法に接した時にスンナリ理解するためにも、
色々な時間足を見て慣れている方がいいです。

bidask
次に、左図にあるような取引値段についてです。
Bidというのは業者が買ってもいいという値段。つまり、客が売ることができる値段です。
他方、Askは、業者が売ってもいいという値段。つまり、客が買うことができる値段です。
客から見れば高く買って安く売るという仕組みです。
その横にある数値はBidとAskの差で、スプレッドと言います。単位はpipsです。ドル円のような通貨ペアは100分の1を1pips、他は1万分の1を1pipsとします。FX業界で使われる業界用語です。
スプレッドはFX業者によって違っています。小さいスプレッドを出す業者は手数料を取るところが多く、結局は見た目ほど実質スプレッドは小さくないです。
更に、このスプレッドは業者の都合で大きくしたりします。例えば経済指標発表で、急激な価格変動が起こると、途端にスプレッドを拡大させます。こうした仕組みがあることを認識し、慣れておくことです。

このようにFX取引は最初はマイナスから始まりますが、
時間の経過の中で、安く買い高く売ることを実現して、利益を目指すものです。
これって思ったほどには簡単ではなく、難しいことなんです。
しかし、乗り越えれば大きな利益があるのも事実です。

MetaTrader4(MT4)というチャート・ソフト

国内外に多くのFX業者がありますが、
その中でかなりの業者がMT4(エムティ4)を採用しています。
MT4は、チャートを表示したり注文発注ができるソフトで、
対応業者ではほぼ同じものを使っている共通ソフトです。

つまり、MT4のチャートに慣れていれば、
業者を変えても、新しい業者がMT4対応であれば、
戸惑うことなく継続的に使えるということです。

対応していない業者もあります。
自社製のチャート・発注ソフトでしかトレードできないところです。
そういう業者を使っている場合でも、MT4はチャート用に使うのが良いです。

MT4ソフトのダウンロード

MT4ソフトはMT4に対応している業者のサイトからダウンロードできます。
その業者に口座を開設した後からダウンロードできます。
口座は大きく分けるとリアル(現金)口座とデモ口座です。
初心者はデモ口座から始めるのがお勧めです。

一つ注意点は、最近デモ口座でも有料にしようという業者がいます。
ダウンロードしてインストールするとポップアップ表示が出ます。
びた1円も払いたくないときは気を付けてください。

MT4に対応しているFX業者は一杯あります。
MT4の開発会社であるメタクォーツ社の社員のブログに
一覧表があります。ご参考までにどうぞ

MT4画面
ダウンロードからインストール・設定までの説明はここでは割愛します。他のブログに多く出ている一般的なことですから。
設定し終わると左図のようになります。どの業者も同じです。
なお、スマホ版では、App Storeから開けば即使えます。スマホ版なので簡略化されていますが。

FX業者は、デモ口座を将来のリアル口座、そしてその時は
あなたはいいカモになると見ている節があります。
実際、あなたがカモになるかどうかはあなた次第ですが。
そうならない為に、まず前述したことは肝に銘じて行ってください。

カモにならない為にはまだまだ多くのことを実践しないといけませんが、
そのお話は次回以降ということで。

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