FX歴の意味すること

今年も年が暮れようとしています。
正直、今年の私のFXは最悪でした。
大損したのでもなく大儲けしたのでもないのが最悪でした。
でも、FX歴が1年増えることは嬉しい。

FXトレーダーの成長の3年説

FXで儲けているのは全体のたった5%だとか、よく言われます。
残り90%~95%は負け組だというのです。

イギリス人のあるFXグルがトレーダーの段階的成長3年説を唱えてました。
他のトレーダーとの競争とか省略した、自己の心理面に焦点を当てたものです。
少々面白いと思いましたので、論評も加えて紹介します。

ステージ
億トレーダーが多くいることに興味を持ち、何も知らないのに
突然、トレーディングを始める。
買ったら下がり、売ったら上がるを経験するのはまだマシ。
中にはビギナーズラックで、初回トレードで利益を出し、
すっかりのぼせあがり、「簡単じゃねえか」と思う。
当然、2回目以降失敗するが、最悪なことに取り返そうと、
マーティンゲールを始め、大損を経験する。

つまり、自分にまだ能力がないことを意識していない時期。
大体、最初の1~2週間はこのステージ。

ステージ
自分にスキルや能力がついてないことに気付き、
いわゆる聖杯探しを始める。高額塾、多数の本、インジケータ、
更にはEA(自動売買)など手当たり次第飛びつく。次から次に。

だからどれがどのように機能するのか全く知らないまま。
ただただ、これは直ぐに機能する、と期待するだけ。
そして、負けトレードを繰り返すのだ。

フォーラムに参加しては、億トレーダーに嫉妬し、
彼らの言っていることは嘘だと決めつけ、アドバイスをもらっても、
決して聞かない。この後におよんでも自分は正しいと信じている。

この状態は長く続く。1年とか、長い人は3年近く。
不幸なことに、新人トレーダーの6割はこの3カ月以内に退場する。
他の20%はトレードを続けるが、1年位で間違ったトレードをして、
口座を溶かすのだ。

驚いたことに、もう20%は3年近くトレードを続けるのだ。
だけど、3年を超えて生き残り勝ちを納められるのは5~10%でしかない。
それでも、老婆心ながら、トレードはイージーなどと思ってダメと言いたい。
この間、口座を1度や2度は飛ばして、それが経験になる時期でもある。

ステージ
第2ステージの終了は、これまで自分のしてきたことが無意味だと気付いた時。

簡単な手法で、資金管理をしっかりすれば儲けられることを知るのだ。
そして、トレーダー心理に興味を持ち始める。更に、どんなプロも
先行きを予想できないことに気付くのだ。ますます自分の手法にはまり、
独自の手法に磨き上げていく。これこそ、アルキメデスも裸で喜んだ、
”ユーレカ”の状態だ。

資金管理ルールを守り、自分で見つけた優位性を追求するのだ。
勝とうが負けようが淡々とトレードを続けられる。
優位性は持続することを信じているから。

トレードの成功は優位性の追求と適切な資金管理にあること。
これって、多くのメンターが言っていることだけど、実感できる。

ステージ
独自手法に従い、負け分を十分にカバーできる勝ちトレードを
マネージできるようなる。通常の場合、日々ベースで損をしないようになる。

次第にフォーラムとかで注目を浴び始めるのだ。
これが自分のトレードを見返す良い機会になる。
そして独自手法の優位性を意識するようになる。

この状態が、大体半年位続く。

ステージ
大して意識せず自然にトレードでき、そして儲けられるようになる。
大儲けしようがトントンで逃げようが感じ取り方は同じだ。
つまり、感情をコントロールできる、トレーダーの最高段階に到達したのだ。

自分の手法を変えることなく、ただただ磨き上げるのだ。
そしていわゆる”第六感”も手にすることだろう。
これが自分の仕事だと思えるようになるのだ。

狭き門の原因は自分自身?

上手く描写できていると思います。
多くの脱落者は、結局自分自身をコントロールできなかったため、
マーケットから退場を強いられ、大金も手にできない結果に終わるんですね。

そして、脱落者のもう一つの特徴に、”簡単に、直ぐ儲けられる”と
考えている人が多いことです。3カ月もして、損をしていれば、
直ぐ儲けられねえじゃないか、と当初の考えが間違っていたことに気付きます。
あ~あ、止めた止めたとなるのは頷けます。

FXトレードで成功したいのなら、「ゆっくり儲けよう」と思った方が良いですね。
年間億を稼ぐトレーダーが1万人以上いる仕事です。何年もかけて当然です。

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