行動エネルギー-その3

前回記事の「行動エネルギー‐その2」でミラーニューロンなる
言葉を使いました。とあるFXメンターが、行動を遮る、目的達成の
邪魔をする原因に悪のミラーニューロンがあるというのです。
正直、私はミラーニューロンについてはよく知りません。それで、
勉強しようと、心理セラピストの本を購入して読み始めました。
正直、私が期待していたような内容ではないですが、悲しい習性で
読み始めたら読み終えないと気が済みません。それで読み続けています。
それでミラーニューロンが行動に影響することは分かりましたが、他に
新たな知識がありました。それは、人間心理に内在する「2:6:2」の
法則。これも含めて、行動エネルギーの話をします。

ミラーニューロンについての誤解

私自身がミラーニューロンと聞いたとき、ミラーという言葉から、
他人の悪い影響を受けて自分自身が変になると思ってました。
もちろん、この悪影響は無意識で、潜在意識で処理されるもの。
良い処理ではなく、マイナスな悪影響を受けることと考えました。

もともとはこのミラーニューロンという言葉を聞いたのは、
FXの某メンターが言っていたのを聞いたからです。某メンターは、
成功するFXトレードは勝率のいいトレードパターンを見つけ、
ルール化することと言ってます。至極ごもっともです。

でも、実際はルールを破ってしまうトレーダーは一杯いるわけで、
その人たちが敗残者となってしまいます。何故ルールを破るのか?
何故トレードを拡大できないのか?という問いに対いて、この
ミラーニューロンが原因の一つとしているのです。

このミラーニューロンがトレードを邪魔していると考えているのです。
ミラーニューロンがトレーダーの行動を邪魔しているというのです。
もちろん、心理面での作用ですが、当のトレーダーは気づかない、
あるいは自分ではどうしようもないのです。強敵ですね。

これはこれで、「当たらずと言えども遠からず」なところがあります。

しかし、私自身、知識として不明確だし、理解も十分にしていないと
思い、ミラーニューロンについて書いてある本を購入することに。
買いました。心理カウンセラーの書いた本です。

理論的といういうよりは心理的症例のようなことをいろいろ
例示して書いてあります。慣れていないので、読み進むのが
大変でした。それでも4分の3まで読んだんですよ。

心理カウンセラーのご高説

この本には、あまりミラーニューロンという言葉出てきません。
代わりに、「呪いの暗示」というのが頻繁に出てきます。

というのも、この本に出てくる情景というのは、いわば
上位者が下位者に対して呪いの言葉みたいなもので支配しよう
とするものなのです。それは意識的ではないかもしれません。
それでもカウンセリング的には問題を生じるということです。
例えば、母親が子供に対して自分から離れないようにと言外の
意味で縛ろうとしているような状況です。(難しいのでこの
程度でご容赦ください)そのために引き籠りができたりとか。

面白いのは、この上位者と下位者はパレートの法則「2対8」の
応用系の「2:6:2」の法則が成り立つといいます。

パレートの法則自体は、経済用語です。2割の人が8割の
売り上げを作ったりとかによく使われる言葉です。

それが心理カウンセリングになると、2割の上位者が、下の
2割の劣位者を支配やストレスのはけ口に使うというように
なります。言葉を変えれば、2割のいじめっ子と2割のいじめられっ子
となります。6というのは、何もしない傍観者です。

いじめられっ子は、母親などからの「呪いの暗示」もあって抵抗できません。
ただ、怒るだけ。その怒りは、麻薬のようになり、ますますいじめから
抜け出せなくなるのです。

「呪いの暗示」にかかったいじめられっ子とミラーニューロンに操れれて
いる負け犬トレーダーというのは似たような状況下にあるような気が
しませんか?

が、しかし、学問的な説明というのは全部に当てはまるというものでは
ありません。

この話を聞いて、思い出したことがあります。

「呪いの暗示」を跳ね返した例

実は、いじめに対して見事に対抗した例があります。
あるネットビジネスの長老です。子供の頃、母子家庭で
非常に貧乏だった。当然、近所のガキどもがいじめに来る。

ところが、普通のいじめられっ子と違い、拳で反攻にでたの
です。いじめっ子たちに対し、タダ怒るだけではなく堂々と
戦ったのです。

カウンセラー的に言えば、多くのいじめられっ子は
「呪いの暗示」のために酔って反撃できないのに対し、この長老は
「呪いの暗示」に打ち破り、反撃という行動に出たのです。

この長老の子供の頃の心理的・行動的なパターンは大人になって
起業したときやはり直ぐ行動する人として出ています。つまり、
カウンセリング的な問題を解消しているのです。そればかりか、
即行動できる人として成長し、事業に成功しました。
いかに「暗示」から抜け出ることが大事なことか分かります。

長老の行動エネルギーは、暗示を解いたことと、嫌なことに対する忌避感や
抵抗感によって行動に出れたものと思います。これも正確かは分かりませんが、
「当たらずと言えども遠からず」ですよ、きっと。

これまで行動エネルギーについていろいろ考えてきました。核心に近い
ところに来たのではないかと思います。良かったです。

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