12月12日に英国下院の総選挙

英国議会は12月12日の総選挙で最終決戦となりました。
選挙期間中、両陣営からの攻防が激しいと予想され、
ポンド通貨は更にボラタイルになるでしょう。
そういう場合は短期トレード?

英国下院議会の総選挙日が決定

英国のEU離脱案がスンナリ通りません。
議会では離脱反対派の労働党及び同調者により
ジョンソン首相の提案も思うようにならずというところ。

ジョンソン首相は、それで総選挙を提案し、
これには労働党も同意して、総選挙日は12月12日で合意です。
同首相は最後の決戦に出たわけです。

選挙結果のシナリオは3つほどあります。

・保守党の勝利となり、ブレグジット法案通過
・労働党の連立内閣で、再び国民投票
・政権担当能力のある政党不在で、ブレグジットは合意なき離脱

ジョンソン首相は選挙民の人気があるとか。
とはいうものの2010年保守党が政権を取ってから4回目の総選挙です。
下院議員の任期は5年ですから珍しい事態です。つまり不透明ということ。
最後のシナリオは、米国メリルリンチのレポートでの指摘のようです。
もし最後の事態になってしまえば、ポンドは更に急落ということです。

経済的効果については、英国の研究所が試算したものをBBCが報じています。
EU離脱の場合、年間円換算で10兆円の損(離脱しなかった場合と比較)。
合意なき離脱の場合、国の借金が急増するとのこと。
結局、離脱は英国には経済的損失しかもたらさないのです。

今後は世論調査などで二転三転する可能性はあります。
それでまたポンドドルとかが、上がったり下がったりするんですよね。

また、英国はなんでも賭けにすることが好きな国民性とか。
ブックメーカーという賭けのネット胴元がたくさんあります。
普段は、サッカーとかテニスなどのスポーツの賭けが中心ですが、
これからは総選挙の結果を賭けることでしょう。

倍率の変化が、選挙情勢を反映しているのは言うまでもありません。
日本でもBET365とかいうブックメーカーを使っている人が、
そこそこいるとか聞いてます。総選挙結果の掛け率の変化は、
リアルタイムで見ることができますから、一喜一憂でしょうか。

ポンドドルはボラティリティを増す?

この総選挙はポンドにどのような影響を及ぼすのでしょうか?
正直分かりません。対立する2つの陣営からの政策発表が、
好感されれば上昇、そうでなければ下降。
つまり一層ボラタイルになるのは分かりますが、
一方向にかけるのはギャンブルのようなものです。

下のチャートは日足です。
最近の上昇で200日移動平均線を超えました。

また、myfxbookが出している売りの平均単価は1.265です。
一方、買いの平均単価は1.3030です。

現在その中で三角持ち合いのような形ですが、
売りポジションの方が圧倒的に多い状況です。

以上のような状況ですから、スイングとか長期的なポジションは、
望ましくないかもしれません。
むしろ、直近高値とか安値を超えた時に、
ブレイクアウトの局面と判断できれば、
それに乗るような方法が良いように思います。
ポンドは本来よく動きますから。

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