今治の隣の市の西山興隆寺にもみじ見物

本日は今治の隣の市にあるもみじの名所に行ってきました。
真言宗醍醐派のお寺ですが、山の中にあり、
本堂に到達するまで大変でした。いい修行をしました。
しかし、期待したもみじはあまり見れません。
これは、例年より寒くないためです。
時期を少々間違えたんでしょうか。

今治から隣の市の西山興隆寺に行ってみる


今治市の直ぐ南隣が西条市。
思い立ったのは、この時期紅葉がキレイな近場ということで、
探してみるとこの西山興隆寺があったから。

カーナビで調べると30分程度となっていましたが、
実際行ってみると1時間近くかかりました。

理由は一般道からお寺に通じる道に入ったとたん大渋滞だったため。
1.3キロメーター程度でしたが、25分程度かかりました。
この部分だけは時速2.5キロくらいで進んだ計算になります。

まあ、何とか山のふもとの駐車場に辿り着きました。
誘導しているおじさんに、いつもこんなに混んでいるのかと尋ねてみますと、
今日は特別とか。前日に愛媛の地方テレビ局がもみじの西山興隆寺を
報道したとかで一挙に参拝者が激増したんためと言っていました。
テレビ効果が大渋滞をもたらしたんですね。

西山興隆寺真言宗醍醐派とは四国別格二十霊場
今治市の南隣の市である愛媛県西条市丹原町古田にあるお寺で、真言宗醍醐派の別格本山である。また、四国別格二十霊場の一つでもある。
開基は642年に空鉢上人によってなされたと伝えられ、その後弘法大師も入山した。
桓武天皇の勅願時にもなった。度々戦火で焼失したが、源頼朝、河野氏、江戸時代になっては松山藩久松氏や小松藩一柳氏に護持されてきた。
当寺院は山々に囲まれ、もみじの季節には名所として参拝・見物者で賑わう。
弘法大師の実弟の弟子であった聖宝が派祖。聖宝は天智天皇の六世孫と言われ、奈良仏教と真言密教と総合し、修験道を再興させた。初め、弘法大師の犬好きの実弟と犬嫌いの聖宝の間には確執があったと伝えれるが、壮年期以降真言密教の正嫡となり、晩年には東寺長者にもなる。
醍醐寺の開山は874年頃。醍醐天皇系統の護持があり、広大な境内を持つ。現在は多くの物が重要文化財などに指定されている。豊臣秀吉が花見をした話も残っている。
真言宗系の修験道を支配する寺院であったが、明治政府の政策の変更に伴い真言宗醍醐派として独立。
寺格(組織)は、醍醐寺を総本山に、京都、奈良、広島及び香川に6つの大本山を擁し、更に18の別格本山という形で上部組織を構成。興隆寺は別格本山の一つ。
弘法大師の四国での足跡は、四国八十八ヶ所にとどまらず、多くの番外霊場がある。番外霊場は人々の信仰を集めてきたこともあり、1968年に番外霊場の内、20を四国別格二十霊場とした。この興隆寺も別格二十霊場の一つである。因みに今治には別格霊場の札所はない。
八十八と二十で百八となり、煩悩を滅するのによいとされる。
巡拝は二十霊場と八十八ヶ所霊場を合わせてもよし、別々に巡ってもよい。二十霊場だけなら車であれば4日程度で巡れる。
二十霊場全部回れば結願となる。その後お礼参りで高野山金剛峰寺あるいは京都の東寺に、あるいは両方に参拝納経ということになる。

西山興隆寺の仁王門を通って石階段の修行


この配置図は簡単に書いてます。実際に歩いてみると大変でした。

仁王門
まずお寺の入り口の門です。仁王門です。創立から度々焼失していますので、再建されたものです。仁王様も山口県の人に作ってもらったとか。まあ、入り口ですから皆さん穏やかな感じです。

仁王門を過ぎました。直ぐ石の階段があります。いかにも霊験がありそうな感じです。
見た目、すぐ登れるように思いますが、実は長い階段でした。

来なさい。
来るんだ。
来い!
私の前にいた犬は上りたくないようで必死に抵抗していました。
しかたなく、飼い主が抱きかかえて歩き始めました。
あそこまで抵抗するのは、この犬、何かを感じたのでしょうか。霊とか?

階段は大変です。お年寄りのおばあちゃんは、
「もうそろそろ?」と何度も言っているじゃないですか。
私も弱音を吐いてはいけないと頑張りました。
頑張って、何段だったか途中から数えなくなりました。
若い人もゼーゼー言ってます。私はゼーゼーでしたけど。
本堂のあるところまで200段か300段あったのでは。多分。

やっと一番上の境内に辿り着きました。
やはり、主な見どころは本堂、大師堂そして三重塔でしょう。

西山興隆寺の本堂参拝

本堂です。少し派手ですね。
今治の四国八十八ケ所札所の真言宗系の寺院でこれくらい彩りいいところはありませんでした。色付きの布でですけどね。
それはそうと、あれほど抵抗していた犬ですが階段上り終えて、抱えていた飼い主が下ろしたら、何もなかったように平気な顔をしてしっぽフリフリ歩いているじゃないですか。犬ってそういうものですか?

大師堂は人は少ないです。何故でしょうか?扉は開いているで、中の様子も見れるんです。大師像も拝めるじゃないですか。問題は階段ですかね。

大師堂の右斜め後ろに三重塔があります。
これも階段があるじゃないですか。
しかし、もっと重要なことは紅葉が少ないこと!
多くの人たちは真紅のもみじを期待して来たはず。それが期待外れに終わった?ショックでしょうね。しかも、また階段を下りないといけない。

もみじが何故紅葉あるいは黄葉していないのか?
原因はあまり寒くないためです。愛媛のこの辺りは、今年は例年より暖かいと言われます。落葉樹と言われる植物は、寒い冬に備えて自らの葉っぱを切り捨てるんです。葉っぱの方は、切り捨てられる前にエネルギーを返したり、幹に止め置いたりします。エネルギーの少ない葉っぱだから、
紅葉になったり黄葉になったりするということです。

昔ちょうどこの時期に京都の大原に行ったときです。
大原三千院の中でも紅葉がキレイでしたが、近くの山肌が
ド真紅になっていて圧倒された記憶があります。感動です。
だからいまだにもみじを見たいのですが、今回のことを踏まえ、
もみじを見る時は寒さも十分かどうかを考えるようにします。
つまりもみじの興隆寺には1週間後とかずらしてくればよかったですね。

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