疾走する車椅子社長:和佐大輔

ネットビジネス業界ではトップクラスの知名度がある和佐大輔。タイトルの「疾走する車椅子社長」というのは彼のYouTubeのチャネル名であり、最近、動画をよく見るようになりました。実は、私は彼のことを1年くらい前まで全然知りませんでした。でも彼の商材を見たり、サロンに参加してみて、なるほど16年以上もネット業界で最前線を走ってきた人だと分かってきた感じです。なので、わっきーなど他のネットの寵児たちと同様、レビューをします。

和佐大輔の半生を疾走

高知県の田舎町に生まれたごくごく普通の子供だったと思います。

しかし、和佐大輔は12才の時、海で首の骨を折り、全身の7割がマヒする大けがを負いました。以降車椅子生活を余儀なくされることになります。100年前なら死んでいたかもしれないという大けがであり、大事件です。

この大きな不幸は、当然、彼にとって大きな影響を与えます。私の独断偏見で言いますが、彼は「居心地」というのを選択の際に大きな判断ポイントにするようになるんです。

もし健常人なら周りから我慢しろとか本人も我慢できると思ったりするでしょう。つまり、健常人は「居心地」という感覚をマヒさせていることが結構多いが、和佐大輔は重要視しています。彼の体のハンディからすれば当然です。これが彼の人生の処し方や会社経営に大きな要因の一つになっているように思うんです。

これからどうやって生きていくかという大問題の中、17才の時、ネットビジネスと出会い、以降数々のヒット商材を出していきます。25才の時にはすでにカリスマ的評価を得ていました。

彼の作った商材の中で、一躍トップランナーにしたのは2007年リリースの「ネットビジネス大百科」です。値段が1万円のものが4万とか5万個売れたと言います。4~5億円の売上げです。ロングセラーだったのですが、2019年にリニューアルし、「ネットビジネス大百科2」となっています。

いつ頃か定かではありませんが、拠点は神戸に移しています。会社も現在3社を経営しているそうです。でも活動範囲は広く、東京とか福岡へは頻繁に行っているようですし、海外旅行もしています。つまり、まさに疾走する車椅子社長ということです。

ビジネスマン和佐大輔を形成したもの

16年間以上もネットビジネスで最前線を走ってきたのは驚きです。時代の変化の流れに翻弄されることなくうまく乗り切っています。実は、私は和佐の考え方や感じ取りかたについて自信がありませんでした。五体満足な人ならかなりの確度で推測する自信がありますが、和佐の場合、体の7割が不随ということで考え方や感じ取り方が少し違うのではと思っているからです。

しかし彼も有名人。かなりの露出がありますから、それらを材料にしてみたいと思います。ここでは彼の代表作である「ネットビジネス大百科」と「ネットビジネス大百科2」を区切りにしてアプローチします。

最初の「ビジネス大百科」の頃

最初の「ビジネス大百科」を聞いたり見たりして驚いたのは、彼は「テスト」「テスト」の人だったことです。この「テスト」というのは広告先進国のアメリカでは最重要ワード。当時、平とMr.Xコンビが米国の広告手法を導入して大成功しましたが、和佐も二人に大きく影響されたことは言うまでもありません。

まあ、米国だと人種のるつぼ、いろいろな価値観を持った人たちばかりですから、テストをしないと何が効果的なのか分からないところがあります。それに制作者サイドも勝手な思い込みに陥っているかもしれません。なので「テスト」は重要です。

Mr.Xの影響宜しく和佐のセミナーやコンサルでは「テスト」「テスト」と連呼していました、多分。「ビジネス大百科」で彼のセミナー風景を聞いていたら結構厳しい感じがしました。テストに関してMr.Xよりも厳しく教えていました。教え子の方が厳しいというのはよくあることですから、和佐もその例でしょう。

もしかしたら和佐自身も色々テストを繰り返していたでしょう。彼も若いですから、人生経験も浅い。だからテストをして、どちらの方が効果があるというのを蓄積する必要があったのです。そしてこれがビジネスマン和佐の初期を形成したものなのです。

「ビジネス大百科2」前後

「ビジネス大百科2」は2019年のリリースですが、それ以前からコミュニティーに注力を始めます。その頃は、ホリエモンの有料メルマガやキングコングの西野によるコミュニティー運営の成功が注目されていたころなので、和佐たちも注目です。

コミュニティー運営は、囲い込んだ会員に重点が置かれます。その点が、集客に重点を置いた以前と違っています。彼はヒット商材を多く出していますから、ファンも多くいるといえます。当然、ファンたちを囲い込もうとしますよね。ビジネス的には第二ステップに突入したということ。

「ネットビジネス大百科2」自体は無料です。FACEBOOKに和佐・木坂サロンという会員グループを設け、毎週とかの定期的に音声ファイルなどの情報提供を始めます。会費は月2,000円です。同時に、ネット部活とでも呼べばいいんでしょうか、部活をできるようにするためアプリの開発に着手です。これは期間を要しました。2021年の3月にやっとリリースですが、順調な滑り出しをしています。現在はブラウザ上で動きます。つまり、「ネットビジネス大百科2」を無料購入して、同時にFBの和佐・木坂サロンとエネルゲイアに有料参加という仕組みです。

エネルゲイアには何百という部活が存在します。そうです、中学や高校などでやる部活のイメージです。ネット上の部活なので、場所を選びません。つまりどこに住んでいる人も部に参加できる。もっともリアルな催しが計画される場合には限界があると思いますが。

上の画像は部活呼び込みの宣伝画像みたいなもの。画像をクリックするとその部活の紹介ページへと進む仕組みです。

和佐の商材をみて和佐のファンになった人たちの集まりですが、和佐以外の人もいろいろ部活始めています。つまり和佐の活動が直接あるいは間接に大きく広がりを見せているということです。

和佐大輔の頭脳形成

和佐は自分でも言っているように、最終学歴は実質小学校卒です。しかし、彼のビジネスは彼に素晴らしい学力を授けています。

だいたい、教育には限界があります。私は大学を卒業しオンライン教育もかなりな科目を履修しましたが、本人の実になる順は、「個別教育/実体験 > 教室教育 > 通信オンライン教育」と思っています。なのでしっかり個別教育や実体験をしている人は形式的な教室教育の学歴しかない人より数段高い教育がされているのです。

和佐自身は、漫画とかビデオゲームが好きで、少年ジャンプは欠かさず読んでいますし、M○○というゲームではチャンピョンクラスとか。また自分で文章も書きます。その際、割箸を口にくわえてタイピングするそうで、本人曰く割箸タイピングの世界選手権があれば優勝するとか。

彼には多くのビジネスパートナーがいます。彼らが和佐に大きな影響を与えているのです。和佐自身が彼らを理解しないことには一緒に仕事なんかできませんよね。目上の人が多いのですが、関係は良好だと思います。和佐自身言っていますが、彼は末っ子で目上の人との付き合いが普通にできるということです。

まずネットビジネス大百科以来の付合いがず~と続いてる木坂健宣。この人、英語ができるようで、アメリカ事情を和佐に教えたり、哲学と筋トレの観点から物事を一刀両断したり、大宇宙教の信者ですから「金は天下の周りもの」を提唱したりです。先の和佐・木坂サロンやエネルゲイアでは中心人物です。

原田翔太という人もいます。この人はセミナー合宿で、多くの生徒を精神的に追い詰め、人前もはばからず泣かせる芸当ができる人なんです。いじめではありません。要するに自分自身を突き詰めさせたんだと思います。この人とは共に会社をやっているんですかね。

他にも三浦洋之、久米本純、コピーライターの山口貴志などなど和佐の周りには多くの人がいます。彼らが相互に影響しあっているんでしょうね。なので和佐大輔が得られる知的刺激は非常に大きいのです。この辺りは他のネットの寵児たちとは違い、和佐の基盤の強さを伺わせます。

こうした各方面で第一線の人たちを和佐は飲み込んだような。彼の動画を見ると、なかなかの見識学識を示します。学卒より上、博士課程とか、それくらいのレベルですよ。

和佐大輔の悟り

ある動画で言ったと思いますが、「もし万が一何かで急死したとしても、良いじゃないか」と。これは後に残る人が心配とかの考えを超越したということです。また、自分の役割を絶対視していないということ。仏教の「色即是空」みたいな境地でしょうか?

私は彼よりもはるか年上ですが、まだその境地には至っていません。私自身、まだまだやりたいことが一杯ありますから。

そういえば和佐も英語のスピーキングの勉強を始めたとか。木坂推薦の英語トレーナーのもとで訓練しているようです。その甲斐あってか、世界進出を夢見始めたような感じがします。これって煩悩が出てきたんですかね。それとも何かの使命に目覚めた?まあ、疾走は続くということです。

(敬称略)

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