青汁王子は積極果敢な戦略家⁉

前回、青汁王子の記事を作成しました。
YouTubeでの少数の動画だけでまとめたので、
少しシックリこないところもありました。
その後も青汁王子は積極的に動画をアップして
いろいろ話をしていますので、理解が進みます。
3年で130億円の売上を達成する偉業についても
少しわかってきたので、その辺りの話をします。

3年で売上130億円達成!

これは明らかに大したものです。
脱税容疑で逮捕される前、フルーティ青汁を主力として
なんと、たったの3年間で130億円の売上にしたんですから。

殆どの経営者は口に出さなくとも、地団駄踏んで悔しがった
んじゃないでしょうか?

しかも20代の若者が成し遂げたのですからね。

そこでこの偉業を、本人の喋っていることから深堀りします。

ポイントは、
1.商品選択
2.ネットマーケティング
3.マーケット・ドミナンス
の3つだと思います。

彼は、まだ大手のいない青汁を選択しました。
自分で飲んでいたので、青汁のメリット・デメリットについて
分かっていたんでしょうね。

デメリットの不味いことは、フルーツ味に変えようと研究開発です。
成功しています。

それで売り出しました。

彼はアフィリエイトで成功した実績がありますから、
果敢にネットマーケティングを展開します。

セールスレターの重要性もよく知っています。
レターの改善には余念がなかったとか。

積極的マーケティングの効果で売上急進です。
あまりのペースの速さに、黒字倒産の危機に見舞われてます。
資金管理ができていなかったんですね。

もっとも裕福な一族の出ですから、資金援助を得たようです。

儲けていれば、他の企業の参入は当然起こります。
そこで、彼は傘下企業を作り競争が厳しいように見せかけたとか。

本人の言うところでは、そうやったからマーケットシェア6割
確保できたということです。そうでなければ3~4割とか。

こういくことは起こります。
私も若いころ企業調査をしたことがありますので納得です。
寡占状態解消を坂手に取った戦略ですね。

これで実質的にマーケット支配が可能なんです。

以上、簡単に彼の戦略について話しました。
これを考え実践できたのは大したものです。

次に各ポイントについてコメントしたいですね。

商品選択の成功

青汁と言うのは、消費者の健康志向にマッチしてます。
ただ、不味い。

だから大手も参入に踏み切れなかったのかもです。
その辺りの市場調査はしていたのかもしれません。
アフィリエイトの教科書にも載っていることですから。

不味いなら美味しくしようという発想もいいですね。
健康 + 味
これを基本コンセプトにしたんでしょう。

大正解だったわけです。

でも、大ヒット商品と言うのは頻繁にはでませんよ。
なので、ジックリ市場調査をして次の商品選ですよ。
焦っては、失敗のもとですよ。

積極果敢なネットマーケティング

ガンガン宣伝を使ったようです。

また、ASP経由でアフィリエイターを使ったんですね。
※ASPとは多くのアフィリエイターの登録を得て、宣伝用の素材を提供したり
広告主と交渉をする会社です。商品が成約すると、広告報酬を受け取り、
一部を自分の収入にし、残りをアフィリエイターに補修として渡します。

アフィリエイトも結局はセールスレターに誘導しますから、
成約率の高い低いは、レターの出来の良し悪しに左右されます。

私も、ASPに登録していますので、商品のセールスレターを
見ますが、売れないなと思うレターは多いです。

しかも、そういう売れないレターを改善しようともしない。
これじゃ、売れませんよ。

青汁王子は全然違います。

セールスレターをバンバン改善していったそうです。
消費者に刺さる、反応率の高いレターを作り上げていったんですね。

成果もドンドン出てきて、売上急成長です。

これって、実は根本的な違いなんですよ。
経営の要のマーケティングです。
重要性が分かっていない経営者が多いのには驚きです。

ただ、青汁王子も甘いところはあります。
売上急成長でも、支払いの資金がないという
「黒字倒産」の危機に見舞われたんです。

本当に債務不履行の直前に、資産家の祖父の援助で
倒産は免れたようですけど。

資金管理を、経営者の主要な仕事と言う人は多いです。
青汁王子も痛い経験から資金管理能力は向上したんでしょうか?

マーケット・ドミナンス

フルーツ青汁の成功で、他社も参入してきます。

大抵はシェアを落としていくのが普通ですが、
青汁王子はあるマーケット戦略をとって成功しています。

つまり、青汁マーケットの中で、自分がオーナーの会社を
複数作って、それらに競わせるというものです。

他の会社から見ると競争激しそうと見えて参入に躊躇します。
消費者からみると競争があって活発でいいじゃないかと見ます。

でもそれらの会社のオーナーは青汁王子です。
全部合わせるとマーケットシェアは高止まりできる仕組みです。

積極果敢な戦略家?

ちょっと戦略家的に見えますね。
しかもマーケットに関しては結構計算高い。

とは言うものの資金繰りにショートしそうだったことも
事実です。

フルーツ青汁が売れて間がないときで、準備も
充分でなかったのかもしれませんが、
黒字倒産をまぬがれ、乗り越えられたのはラッキーです。

現在は多くの会社の企業オーナーになって、
事業展開しているという話です。

フルーツ青汁のようなマーケットに出くわすことは
そうあることはないですよ。

商品選別は今後も引き続き精緻にすると思いますが、
場合によってはマーケッティングで期待ほど成果を
上げらない心配もした方がいいかもしれません。

そんな時は、「一つの籠に卵を全部入れない」ように
上手く分散する必要があるでしょうね。

まぁ、だま若いですが十分な経験を積んだようだし、
じっくり構えて前進してもらいたいものです。

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